年報第24号の論文募集のお知らせ(再々募集)

年報第24号の論文募集のお知らせ(再々募集)

年報第24号編集委員長 馬場香織

 2022年発刊予定の年報第24号は、第24回研究大会の共通論題「クライエンテリズムをめぐる比較政治学」をもとに編集する予定です。年報編集委員会では、会員の皆様からのご寄稿募集を延長し、2021年7月31日を締め切りとしておりましたが、エントリーが少数にとどまっているため、あらためて8月20日(金)まで募集期間を再延長いたします。募集期間の延長に伴い、論文原稿の提出期限も当初の予定より延長し、2021年12月初旬を予定しております。多くの会員の皆様にご応募を検討いただければ幸いです。

個人的恩恵と政治的支持との交換を意味するクライエンテリズムは、時間と空間を超えてひろく至るところに存在する政治現象です。伝統的な社会的紐帯を基盤とする家父長的社会で、あるいは選挙権威主義体制下のヘゲモニー政党による票の動員において、クライエンテリズムは国家と社会をつなぐ中心的役割を果たした一方、近年の「パトロネージ・デモクラシー」をめぐる議論は、民主主義が定着した国々においてもクライエンテリズムが「ありふれた」慣行ないし政党−有権者リンケージの主要な一様式であり続けていることを明確に示しているといえるでしょう。

民主的諸制度やプロセスを損なう権威主義の悪しき名残として、長らく否定的なトーンで語られてきたクライエンテリズムですが、現在までにそうした見方も相対化されてきています。本特集では、政治体制を超えて強靭性を示すクライエンテリズムについて、多様な視角・方法から検討する論文を募集します。

投稿を希望される会員は、800字程度の要旨を2021年8月20日(金)までに、下記のアドレス宛てに電子メールの添付書類でお送り下さい。添付書類はワードファイルかテキストファイルで作成し、メールタイトルを「日本比較政治学会年報第24号投稿要旨」として下さい。

年報に掲載された論文は、学会奨励賞の選考対象となります。若手会員の皆さまにもぜひ積極的に応募して頂ければ幸いです。なお、ご投稿頂いた論文については、編集委員会での審査を経て年報への採否を決めさせて頂きます。あらかじめご承知おき下さい。

*応募先:年報第24号編集委員長 馬場香織

E-mail: kaoribjuris.hokudai.ac.jp