【年報編集委員会より】年報第28号の論文募集のお知らせ(再募集)
2026年発刊予定の年報28号は、第28回研究大会(6月28・29日開催)の共通論題「多様な領域における格差と較差」をもとに編集する予定です。年報編集委員会では、会員の皆様からのご寄稿を2025年6月30日締め切りで募集しておりましたが、あらためて7月19日(土)まで募集期間を延長いたします。多くの会員の皆様からのご応募をお待ちしております。
格差は比較政治においては古典的なテーマです。通常はもっぱら経済的格差やそれにまつわる福祉や社会保障の政治経済争点として語られます。しかし,人が社会においてその生を発揮する阻害要因となるのは,何も経済要因に限ったことではありません。たとえば,たまたま生まれ落ちた地域の差,ジェンダー差,民族差などが人々のもつ政治経済的境遇を左右します。政治的決定や政策の影響や効果が,人々の間で一様に及ばず,既にある機会や境遇の較差を拡大(あるいは縮小)することもあります。こういった現象について理解を深めるためには,多様な政策領域や社会経済的背景において存在する格差を記述したり,またその較差がいかなる要因によって大きく/小さくなるのかを分析したりする試みが必要です。幅広い領域・分野において見出される格差と較差を扱った論文を募集します。
投稿を希望される会員は、800 字程度の要旨を 2025 年 7月19日までに、下記のアドレス宛てに電子メールの添付書類でお送り下さい。添付書類はワードファイルかテキストファイルで作成し、メールタイトルを「日本比較政治学会年報 28 号投稿要旨」として下さい。10 日以内に受領の連絡を行います。それを超えても連絡がない場合は、下記のアドレスまでお問い合わせください。なお、ご投稿頂いた論文については、編集委員会での審査を経て年報への採否を決めさせて頂きます。あらかじめご承知おき下さい。
年報に掲載された論文は、学会奨励賞の選考対象となります。若手会員の皆様にもぜひ積極的に応募して頂ければ幸いです。また中堅以上の会員の方からもご応募いただければ幸甚です。
*応募先:年報28号編集委員長 中井遼
E-mail:nakairyo■g.ecc.u-tokyo.ac.jp (■を@に変更の上、ご送信下さい)