「日本学術会議による第25期新規会員任命に関する要望書」に関する声明

「日本学術会議による第25期新規会員任命に関する要望書」に関する声明

                         会長  岩崎 正洋

 

日本比較政治学会は、日本学術会議協力学術研究団体の一つであり、本学会規約第2条において示されているように、「比較政治の研究を促進し、内外の研究者相互の交流を図ることを目的」としています。

また、日本比較政治学会設立趣意書において、世界の「政治経済体制の根幹に関わる争点が、重大な課題として浮上して」いる中で、「現在の諸問題の歴史的背景を解明し、それを踏まえて学術的な観点から課題の設定の仕方に立ち返って問題点を理論的に整理し、効果的な政策や制度を構想していく」ために「内外の研究者を集め、相互の交流と協力を促進するとともに、研究上も独自な成果を公表し、国際的にも発信する」と同時に、「社会的にも開かれた学会」として学術活動を行っていくことがうたわれています。

このような設立趣旨を明確に意識しつつ、第69回理事会(令和2年11月7日開催)において、本学会規約第3条第3項「内外の関係諸学会との交流および協力」、第4項「その他、理事会が適当と認めた活動」にもとづき、令和2年10月2日付の日本学術会議による「第25期新規会員任命に関する要望書」に賛同することが承認されました。

あくまで本学会は、規約に定められているように、これまでも、これからも会員各位の「研究上の新たな飛躍を生み出すこと」を尊重し、学術活動に専心していくことに変わりはありません。

                                        以上